看護師の給料は高い!?初任給の手取り額の7つの違いとその解決法

こんにちは!

今回は、看護師の給料について、具体的には
専門卒と大卒の初任給の平均手取り額に、違いがあるのか。

7つの違い・給料の手取り額を上げる方法を紹介したいと思います。

なぜこのような話をするのかというと、看護師として働き始めて

「給料もっと貰えるかと思っていた」
「一緒に入社したのに、給与額が違うのはなぜ」

と感じる方が多いからです。

なぜ給与額が違うのか分かっていないと、損した気分になりますよね。

実は私も
入社後に専門卒と大卒の初任給はなぜ違うの?
と疑問を抱いた事がありました。

どんな要因で給料が変わってくるのか見ていきましょう。

➡︎【参考記事】 看護師の給料が高い科【特徴5選】これさえ知れば大丈夫!!

専門卒と大卒の初任給の8つの違い

まず、専門卒と大卒の初任給の8つの違いには、これらがあります。

  1. 看護師の初任給・手取り額は、思っていたより安い?高い?
  2. 看護師の初任給は働く都道府県によって違いがある
  3. 看護師の給料から引かれる税金がある
  4. 大卒・専門卒で、初任給が高い看護師はどちらか
  5. 国立と公立・大学病院では、看護師の初任給の違いがある
  6. 看護師が給料の手取り額を上げる方法
  7. 男性看護師の初任給は、女性よりも高いのか

そして、これらの違いを分かった上で働くことが大切なのですよ。

「給料もっと貰えるかと思っていた」
「一緒に入社したのに、給与額が違うのはなぜ」

看護師さんの給料が
専門卒と大卒の初任給の平均手取り額に、違いがあるのか。

7つの違いと、給料の手取り額を上げる方法
1つづつ紹介したいと思います。

今後専門学校に通うか、大学に通うかで悩まれている方
そして給料の違いで悩まれている方の助けに必ずなると思います。

➡︎【参考記事】 奨学金を返済中の看護師が転職する方法【法律・契約・金銭的問題なし】

①看護師の平均初任給・手取り額は、思っていたより安い?高い?

では、具体的に看護師の平均初任給額は、
思っていたより安いか、高いかについて
平均初任給手取り額に分けて、解説していきたいと思います。

まず、平均初任給について結論から言いますと
平均初任給はさほど大幅な初任給の違いはありません。

2017年の「病棟看護師実態調査」によると、


・専門卒  給与総額 平均26,6041円。
・大学卒  給与総額 平均27,3854円。

となっています。

専門卒と大学卒給与総額を、前年度と比較してみると、
専門卒は、2910円増加しており、大学卒は、2160円増えています。

この数字だけを見ると、思っていたより安かったのか、高かったのか?
感じ方は人それぞれですね。

私は専門卒と大学卒給与総額は、あまり変わらないと思います。

という事で
看護師の平均初任給額は初任給平均26~27万円程度で
専門卒と大学卒の給与総額初任給に、さほど大幅な差は見られません。

しかし、時間外手当や、夜勤手当がつき始めると、グンと給料アップできますので、自ずと給料はアップします。看護師の初任給は毎年上昇傾向にありますよ。

上記で紹介した、給与総額は、額面上の給料のため
税金は引いていない額です。

ご注意ください。

手取り金額
「手取り金額」とは、基本給や残業など、会社から支払われるお金の総額である「額面上の給料」から住民税や所得税といった税金、年金や健康保険料などの社会保険料を引いたものです。
もっと詳しく知りたい方はこちら

➡︎【参考記事】 知らなきゃ損!看護師の転職で給料が下がる原因8つ!

②看護師の初任給は働く都道府県によって違いがある

就職先を探す際、都道府県にまで範囲を広げてみれば
看護師の初任給が職場によって、全然違ってきます。

なぜなら、看護師の初任給は
田舎よりも都市部の方の給料が良いからです。

日本看護協会が発表した「2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査」によると、

・看護師月収の平均額が高い地域は、
東京都、山梨県、奈良県、千葉県、神奈川県、大阪府といった、
首都圏や関西、東海エリアの大都市圏で高い傾向にあります。

・看護師月収の平均額が高い地域は、
鹿児島県、宮崎県、佐賀県、大分県、愛媛県といった、
九州や東北、中国、四国エリアです。

専門卒と大学卒の平均月収高い地域と低い地域は、以下のようになっています。

・専門卒の平均月収高い地域と低い地域
高い地域 約20万5,000円
低い地域 約18万円

・大学卒の平均月収高い地域と低い地域
高い地域 約21万円
低い地域 約19万円

上記で上げた、平均月収高い都府県では、
専門卒の平均初任給が20万5,000円以上。
大学卒では、平均初任給21万円以上。
という結果がでており、他の道府県と比べて若干高くなっています。

平均初任給が低い地域は、
専門卒で約18万円、
大学卒では約19万円となっています。
平均初任給が最も高い地域と比べても、2万円程度の差です。

という事で、看護師の初任給は働く都道府県によって違いがあります。

ただ平均初任給が低い地域は、物価も安いですし
生活費の割合で考えるとそれほど大きな差ではないですよ。

キャベツで考えると
平均初任給が低い地域では、1個100円なのに対し
平均初任給が高い地域では1個350円と、250円も差がでてしまいます。

何の費用・生活費を削減したいか考えたうえで
働く都道府県を選ぶことをオススメします。

➡︎【参考記事】 看護師が転職すると貰える再就職手当って何!?貰い方・条件は??

③看護師の給料から引かれる税金がある

では具体的に
看護師の任給から引かれる税金にはどのようなものがあるか
について、解説していきたいと思います。

結論から言いますと、給料から引かれる税金には
健康保険や厚生年金保険、雇用保険などの社会保険料と所得税が引かれます。

でも社会人になりたての時は、税金なんて分からないんですよね。

実際私も、悩んでいました。

給料明細を貰っても、見方が分からなかったですし
「保険料や税金はいくら払ってるの?」
と聞かれても、理解できませんでした。笑

でも、働いて毎月給与明細を貰っていくと
おのずと税金の事分かるようになってきたんですよ。

という事で、看護師の給料から引かれる税金には
健康保険や厚生年金保険、雇用保険などの社会保険料と所得税があります。

皆さんも、初任給の際チェックしてみてください。

分かりずらく、頭の中がクエスチョンだらけになりますが、
具体的には、健康保険料は1万4000円程、
住民税は、1万4000円~1万5000円程引かれますよ。

➡︎【参考記事】 奨学金を返済中の看護師が転職する方法【法律・契約・金銭的問題なし】

④大卒・専門卒で、初任給が高い看護師はどちらか

大卒・専門卒で、初任給が高い看護師はどちらか
について解説していきたいと思います。

結論から言いますと
大卒・専門卒では、大卒の平均初任給の方が若干高い病院が多いです。

なぜかというと、大卒の方が高いのは
1年在学期間が長く、専門的な知識や技術を学んでいるからです。

・大卒と専門卒の看護師の平均初任給の違い


専門卒 19万7,689円
大卒   20万4,683円

という結果がでています。

日本看護協会による全国調査「2017年病院勤看護実態調査」によると、
大卒と専門卒の看護師平均初任給の差額
(ある金額から他のある金額を差し引いた残りの金額)は、
0円である病院が全体の16%を占めています。

そして、
差額が6000円未満も45.8%と半数近い数値であるという報告がされています。

という事で、大卒・専門卒で、初任給が高い看護師はどちらかについては
大卒の平均初任給の方が若干高い病院が多かったです。

専門卒の給料と同じ額を支給している病院が多いので、
すべての病院で専門卒と大卒で平均初任給に違いがあるということではありません。
安心してくださいね。

➡︎【参考記事】 看護師のボーナス事情!!1年目の新人のボーナスの疑問を解決

⑤国立と公立・大学病院では、看護師の初任給の違いがある

では、国立と公立・大学病院では、看護師の初任給の違いがあるのか?
公的機関の病院、病院の規模別に分けて、解説していきたいと思います。

・公的機関の病院

では、公的機関の病院に国立と公立・大学病院では
看護師の初任給の違いがあるのかについて話をしていきたいと思います。

結論から言いますと、国立と公立・大学病院では
看護師の初任給の違いにさほど大きな違いはありません。

設置主体別にみてみると、順番的には、大学病院が最も高くなっています。
次に公立病院、国立病院といった感じです。

公的な医療機関として、
・日本赤十字社
・厚生農業協同組合連合会
・社会福祉法人
・医療生協
などの団体のデータがあります。

どの団体も専門卒の初任給は20万円前後なのですが
大学卒は7千円から1万円程度と多くなっています。

その為、看護師の平均初任給には、どの設置主体の施設でも
それほど大きな影響がないということが分かります。

という事で、設置主体の施設でも看護師の平均初任給には
それほど大きな影響がないということが言えます。

・病院の規模別

では、病院の規模別に国立と公立・大学病院で
看護師の初任給の違いがあるのかについて話をしていきたいと思います。

結論から言いますと、大学病院が多少平均初任給は高くなるようですが
さほどの変わりはありません。

病院ごとの平均初任給を調べるため
病院の規模を図る目的で病床数で比較してみます。

病院の規模別看護師の平均初任給額は、


・専門卒 小規模病院 19万4.277円 500床以上の大病院 20万2.683円
・大卒  小規模病院 20万1.431円 500床以上の大病院 20万9.857円

です。

大病院の方が、多少平均初任給は高くなるようですが
その差額は専門卒、大卒共に約8,000円で
先ほど述べた設置主体の違いと、同じ程度の金額となっています。

という事で、国立と公立・大学病院では看護師の初任給の違いがさほどなく
設置主体別、病院の規模別に分けも
平均初任給には病院の規模による差があまりありません。

就職先を探す際、病院でさほどの変わりはないので
病院の規模によって勤務先を選ぶより
福利厚生や休みの付け方等を重視した方が良いですね。

➡︎【参考記事】 看護師の年収大公開!!20代はいくらぐらいもらってるの?

⑥看護師が給料の手取り額を上げる方法

では、看護師が給料の手取り額を上げる方法を解説していきたいと思います。

結論から言いますと、夜勤手当で稼ぐことです。

その手取り収入の中で、大きな割合を占めるのが手当です。

手当の種類は多く
残業手当・役職手当・資格手当・通勤手当など様々な種類があります。

その中で、1番重要になってくるのが、「夜勤手当」です。

「夜勤手当」とは、
準夜勤や深夜夜勤といった深夜帯の労働に対して
割り増し手当が支給されることです。

職場や勤務病棟によってバラつきがありますが
平均的な額は二交代制で夜勤1回あたり8,000円から12,000円程度のようです。

私が働いていた時は、二交代で月4回夜勤した場合
32.000円程貰っていましたよ。

月に32.000円あれば、2ヶ月分貯めたら、64.000円になります。

好きなブランド物も買えちゃいますね!!

その月の給料は、何回夜勤に入れたのかで、変わってくるので
夜勤手当は、給料アップには、とても大事な割合を占めているのです。

という事で、看護師が給料の手取り額を上げる方法は
夜勤手当で稼ぐことです。

しかし、夜勤をする事によって、精力的疲れてしまう方もいます。
そんなときは無理せず日勤で働けるところを選びましょうね。

やっぱり一番は自分の体ですよ。

➡︎【参考記事】 「看護師のボーナスがなし!?」看護師のリアルなボーナス事情の秘密

⑦男性看護師の初任給は、女性よりも高いのか

今回は、男性看護師の初任給は、女性よりも高いのか?
について話をしていきたいと思います。

結論から言いますと
男性看護師の初任給と、女性看護師の初任給は変わりません。

男女別の平均給与の比較を見てみると、


・男性 月額給与33.5万円 年収486.3万円
・女性 月額給与32.9万円 年収478万円

となっています。

男女差は、あまりなく、月収で1万円未満です。

という事で、男性看護師の初任給と、女性看護師の初任給はあまり変わりません。

夜勤の回数・勤務病棟の配置等も
男女平等に配置されていることが多いですよ。

➡︎【参考記事】 看護師のボーナスはいつもらえの!?支給額・転職との関係の秘密とは??

看護師さんお初任給の給料のまとめ

  1. 看護師の初任給・手取り額は、思っていたより安い?高い?
    看護師の平均初任給額は、初任給平均26~27万円程度です。
    しかし、時間外手当や、夜勤手当がつき始めると、グンと給料アップできますので、自ずと給料はアップします。
    少ないと感じている方、心配はいりませんよ。
  2. 看護師の初任給は働く都道府県によって違いがある
    看護師の初任給は働く都道府県によって違いがあります。
    自分の行きたい県を探してしてみてください。
  3. 看護師の給料から引かれる税金
    看護師の給料から引かれる税金には、健康保険や厚生年金保険、雇用保険などの社会保険料と所得税があります。
    皆さんも、初任給の際チェックしてみてください。
  4. 大卒・専門卒で、初任給が高い看護師はどちらか
    大卒・専門卒で、初任給が高い看護師はどちらかについては、大卒の平均初任給の方が若干高い病院が多かったです。
    が、大きな違いはありませんでした。
  5. 国立と公立・大学病院では、看護師の初任給の違いがある
    国立と公立・大学病院では、看護師の初任給の違いがさほどなく、設置主体別、病院の規模別に分けも、平均初任給には病院の規模による差があまりありませんでした。
    就職先を探す際、病院でさほどの変わりはないので、病院の規模によって勤務先を選ぶより、福利厚生や休みの付け方等を重視した方が良いですね。
  6. 看護師が給料の手取り額を上げる方法
    看護師が給料の手取り額を上げる方法は、夜勤手当で稼ぐことです。
    しかし、夜勤をする事によって、精力的疲れてしまう方もいます。
    そんなときは無理をせず、日勤のみで高収入をキープする方法について考えてみてださい。
  7. 男性看護師の初任給は、女性よりも高いのか
    男性看護師の初任給と、女性看護師の初任給はあまり変わりません。
    力仕事は、男性にお願いしましょう。

この記事を参考に悩みの解決に役立っててくださいね。

➡︎【参考記事】 奨学金を返済中の看護師が転職する方法【法律・契約・金銭的問題なし】

手取り額をもっと詳しく

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「手取り金額」とは、基本給や残業など、会社から支払われるお金の総額である「額面上の給料」から住民税や所得税といった税金、年金や健康保険料などの社会保険料を引いたものです。

住民税や所得税、年金や健康保険料は、必ず払わないといけません。

勤務先によって寄付した金額に応じて課せられる税額から
一定金額を差し引く(控除金額)が違ってくるのですが、、、

私の経験上大体平均2~3万円引かれることが多いです。

2017年の「病棟看護師実態調査」によると、


・専門卒 手取り額 専門卒 19万7,689円。
・大学卒 手取り額 大卒 20万4,683円

になっています。

初任給からは、住民税や所得税、社会保険料が引かれます。

勤務先によっては、
寮費やユニフォームのクリーニング代・月々の病棟費・給食費など
その他の費用が発生することがありますよ。

出費が多い病院は、大きな痛手になりかねないんですよね!

という事で、看護師の手取り金額は
大体平均月2~3万円引かれる形となります。

例えば、26万円のお給料を貰えたとしても
控除分を2~3万円引かれて23万円くらいが手取りとして残る。
という様なイメージです。

思っていたより安かったのか、高かったのか感じ方は人それぞれですが、
私は、高いと思います。
2万~3万円は、なかなか大きな痛手です。

また、住民税は前年度の所得に応じて課税されます。

学生時代多くアルバイトをしていた方は課税され
就職2年目から、住民税が課税されて手取りが減る恐れがあります!

ご用心くださいね!

こちらの記事もオススメです!

➡︎【参考記事】 奨学金を返済中の看護師が転職する方法【法律・契約・金銭的問題なし】

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私は本気で看護師さんに幸せになって欲しい

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