看護師はうつ病になる割合が
他の職業よりも高いと言われています。
看護師は医療従事者だからこそうつ病などのメンタルヘルス不調を起こしやすいです。
医療従事者は医療に詳しいからと言って
うつ病を防ぐことができるわけじゃなんですよ。
看護師がうつ病になる割合が高いのには
看護師ならではの理由があります。
今うつ病で悩んでいる看護師は
「自分が弱いから…」と責めているかもしれません。
うつ病の人は自分を責める傾向にあるんですけど
責任感の強い看護師はもっと自分を責めてしまう傾向にあるんですよね。
うつ病の看護師が自分を責めるとますます悪化してしまいます。
休職中は特に同僚看護師への後ろめたさを感じてしまいがちです。
私もうつ病で休職した時はそうでした!!
ここではうつ病を克服した看護師の1人である私が
うつ病になる看護師の割合と、看護師という仕事がなぜうつ病になりやすいのかを紹介しようと思います!
これを読めば看護師という仕事に潜むうつ病のリスクがわかりますよ。
このリスクを知らないとうつ病になった看護師は自分自身を責めてしまうかもしれません。
うつ病の看護師にとって自分を責めるのは回復を遅らせるだけです。
後ろめたさや責めから無理に復帰を早めるとまたすぐに休職する状態になってしまいます。
看護師がうつ病になる割合や、うつ病のリスクを知って
少しでもうつ病で悩む看護師の心が楽になればと思います!!
CHECK!【実体験】 私が毎日楽しく看護師をしてるのは転職したから。
●目次
看護師はうつ病になる割合が高い??
看護師はうつ病になる割合が高いと言われています。
日本人の5人に1人が一生のうちで一度はうつ病になる時代です。
看護師だけがうつ病になる割合が高いわけではありません。
でも
看護師は4人に1人の割合でうつ病あるいはうつ病に近い状態になっています。
全体の割合も高いのですが
全体と比べても看護師の方が高いのがわかりますよね。
体調不良で休職したことのある看護師もいると思います。
1か月以上の長期傷病休暇を取得した看護師の
3人に1人がメンタルヘルス不調なんですよ!!
うつ病のようなメンタルヘルス不調の場合
医師から1~2か月の休養を勧められます。
私は新人看護師の時代にうつ病で2週間休職しました。
新卒で入職した病院は新卒の同期が80人いたんですけど
1年目でうつ病になり休職したのは4人でしたよ。
20人に1人の割合ですが
休職に至らなくてもうつ状態になった看護師はもっといると思います。
大学の同期は70人いて
うつ病で休職したり退職した看護師が4~5人いましたね。
2~3年目になってからうつ病になった看護師もいました。
それまで耐えてきたことが耐えられなくなったり
経験年数が上がるにつれて責任が重くなったり
新人を指導する立場になるのも
看護師がうつ病を発症する原因になります。
CHECK!【参考記事】 うつ病看護師は夜勤がしんどい!!オススメの働き方とは【経験者のアドバイス】
看護師がうつ病になる割合は高い!!看護師に潜む6つのリスク
看護師がうつ病になる割合は4人に1人と高いです。
それは看護師という仕事に
うつ病のリスクが潜んでいるからなんです。
看護師という仕事に潜むうつ病のリスクを一緒に確認しましょう。
これを読めば
看護師がうつ病になる割合が高い理由がわかりますよ。
看護師に潜むうつ病のリスク①人の命を預かる責任と緊張感
看護師に潜むうつ病のリスクは
人の命を預かる責任と緊張感です。
看護師は人の命を預かる責任の重い仕事ですよね。
重症度の思い病院では
高い緊張感が続くことだってあります。
責任の重さや持続する緊張感は看護師を疲弊させます。
疲弊した状態が続く看護師は
どこかでストレス発散したりリラックスできないと
うつ病に発展するリスクが高まるんですよ。
人の命を預かっているから
ミスをしてはいけないと緊張続きの仕事なので
その緊張感が大きなストレスになってしまうのはよくあることです。
看護師がうつ病になる割合が高い要因の1つですが
「弱いから」なんて自分を責める必要はありませんよ。
CHECK!【参考記事】看護師のリーダーを辞めたい!!メモ・情報収拾・申し送り……責任エグすぎ……。
看護師に潜むうつ病のリスク②人間関係
看護師に潜むうつ病のリスクは
人間関係です。
看護師の退職理由で最も高い割合を占めるのが人間関係です。
人間関係に悩む看護師は大勢いるんじゃないですかね。
看護師はまだまだ女性社会なので
女性ならではのいじめもありますよね。
噂好きな看護師もいますし
病棟の中でボス的存在の看護師もいます。
人間関係は看護師同士だけではありません。
看護師は他の医療従事者よりも
患者さんや家族と関わる割合が高いですよね。
医師との関係に悩む看護師も多いと思います。
癖のある医師や突然怒鳴る医師もいますからね(汗)
人間関係が悪いと
精神的に追い詰められてしまうのは当然のことです。
我慢だけではどうしようもないことだってありますからね。
こういった看護師ならではの人間関係のストレスが
看護師のうつ病の割合を高める要因になっています。
CHECK!【実体験】 人間関係つらい??幸せになるには『行動する』ことが大切!!
看護師に潜むうつ病のリスク③燃え尽き症候群
看護師に潜むうつ病のリスクは
燃え尽き症候群です。
看護師は燃え尽き症候群
になる割合が高い職業です。
燃え尽き症候群は抑うつ状態を引き起こすので
悪化するとうつ病になりますよ。
看護師は日々忙しく緊張感のある病院で働いていますよね。
看護師はまじめで責任感の強い人が多いです。
そんな看護師が思うように
患者さんを救えなかった状況に疲弊すると
燃え尽き症候群になってしまいます。
緊張感や責任感を戦いながらまじめに仕事をしてきた看護師がミスをしてしまった時に
「いままでこんなに頑張ってきたのは何だったんだろう…」
と燃え尽き症候群になることもあります。
ピンと張られていた糸がプツンと切れてしまった感覚です。
看護師が燃え尽き症候群になりやすいのも
うつ病の割合を高めているのがわかりますね。
看護師に潜むうつ病のリスク④適性のミスマッチ
看護師に潜むうつ病のリスクは
適性のミスマッチです。
看護師は仕事の適性のミスマッチで
うつ病になる割合が高いです。
看護師の仕事と言っても
急性期病棟・慢性期病棟・クリニック・産婦人科・老人ホーム…
たくさんの現場がありますよね。
自分に合っている分野や病院を最初からわかっている看護師は
なかなかいないですよね。
看護師としての実力や知識があったとしてもミスマッチは起るものなんですよ。
求められる技術や適性が病院によって違いますからね。
ミスマッチが起きた時
「ここは合っていないんだな」
と早めに見切りをつけて転職する看護師もある程度の割合でいます。
私が働く有料老人ホームでは
最短半日で退職した看護師がいますよ。
これは極端かもしれませんが…(汗)
療養病院で長く勤めていて有料老人ホームに転職した看護師がいたんですけど
1か月で退職して別の療養病院に転職しました。
「お茶くみのために苦労して看護師になったわけじゃない」
その看護師は入ってすぐにメンタルヘルス不調に気づいたそうです。
早い段階でミスマッチに気づいたので
うつ病には至らず、転職を果たしました。
CHECK!賢い看護師はこれを選ぶ【看護のお仕事】「休み?増えてたよ。給料?上がったよ。」
看護師に潜むうつ病のリスク⑤リアリティショック
看護師に潜むうつ病のリスクは
リアリティショックです。
看護師はリアリティショックを感じる割合が高い職業です。
看護学校で勉強したり
実習で経験したことと現場が違うことでリアリティショックは生じます。
これは誰にでも起こりうることで珍しくないんですよ。
リアリティショックはひどくなると虚しさや無力感が出てきます。
そうなると看護師はうつ病を発症する割合が高まります。
看護師がリアリティショックを感じる要因は
忙しすぎて患者さんとゆっくり向き合えない
おむつ交換やトイレ介助ばっかり…これって看護師の仕事なの?
この2つが多いんじゃないですかね。
特に新人看護師が感じやすいです。
私も新人看護師の時には重症心身障害児施設に配属されて
2時間ごとのおむつ交換と体位変換
決まった時間に経管栄養を一斉に実施する日々
毎日同じことの繰り返しのような気がしたし
私は何で看護師になったんだろう?
とさえ思いましたね。
私がうつ病を発症して休んだのもこれが大きかったと思います。
夢と希望にあふれていたはずなのに
なんで看護師になったんだろう?
これをやるために辛い実習を乗り越えてきたのかな?
そんな自問自答の日々でした。
看護師がリアリティショックから立ち直れないと本当に辛いんですよ!
私の場合は吹っ切れた瞬間があって
吹っ切れると同時にうつ病を克服できました。
吹っ切れたのは重症心身障害児施設の
看護師の面白さや利用者への思いが出てきたからです。
看護師はリアリティショックが起きる割合が高い職業なので
辛くてメンタルへルス不調を感じたら
うつ病になる前に転職を考えるのもいいですよ。
CHECK!「看護のお仕事」で転職後。幸せを感じられる看護師が多い理由
看護師に潜むうつ病のリスク⑥不規則勤務
看護師に潜むうつ病のリスクは
不規則勤務です。
看護師は夜勤があったり病院によっては
早番・遅番もあったり不規則勤務です。
うつ病になったら
まずは規則的な生活を!
というくらい、不規則勤務は精神的にも良くないんですよ。
2交代なら一晩中緊張感にさらされるし
休憩が取れないことだってありますよね。
私は3交代で働いていたんですけど
準夜・休み・深夜という勤務ばかりで
「いったいいつ休んでいるんだ!!」
と叫びたくなる日々でしたよ(笑)
夜勤をやって不規則勤務になり
夜眠れなくなることが引き金となり
うつ病を発症する看護師もある程度の割合でいるんですよ。
「夜勤はみんなやっていることじゃん」と責める看護師もいるかもしれません。
でも不規則勤務はどんな看護師にも
メンタルヘルス不調を引き起こすリスクがあるのです。
不規則勤務が原因でうつ病になった看護師は
夜勤免除にしてもらうなどして
まずは規則正しい生活を送ることができるようにするといいですよ。
CHECK!【参考記事】 看護師が夜勤で体調不良になったら夜勤免除してもらえる!?【自分を守る夜勤術】
看護師はうつ病になったら病院に伝えるべき?転職も視野に!
看護師はうつ病になる割合が高い職業です。
うつ病になった看護師は病院に伝えるか悩むかもしれませんね。
できれば隠したいと思う看護師もいます。
でもうつ病になる割合が高い職業だからこそ
伝えておいた方がいいんですよ。
なぜかと言うと、勤務への配慮が必要な場合があるからです。
不眠でしっかり休めない場合は翌日の仕事に影響が出るかもしれませんよね。
夜勤を免除してもらったり、減らしてもらうなどして
休養を取るのがうつ病を悪化させないために必要なんですよ。
不眠が酷くて眠剤を内服している看護師もいます。
うつ病の症状で朝起きられなくて遅刻したり
欠勤することもあるかもしれません。
看護師長がうつ病のことを知らないままに
遅刻や欠勤を繰り返してしまうと
看護師長や先輩・同僚看護師からの信用をなくしてしまいます。
病院や看護師長がうつ病へ
理解を示してくれなければ転職を考えた方がいいです。
看護師はうつ病になる割合が高いのに理解がないのなら
理解のある病院に転職した方が働きやすいですよ。
うつ病の原因が人間関係や適性のミスマッチならなおさら転職がいいです。
今の病院での人間関係を
一旦リセットすれば気持ちも切り替えられます。
ミスマッチは転職すれば適性に合う病院で楽しく働けるかもしれません。
看護師がうつ病になって転職する場合
転職サイトを使うことをお勧めします。
なぜうつ病になったのかを伝えて人間関係のいい病院や
自分の適性に合う求人を紹介してもらいましょう。
CHECK!【実体験】 転職して本当に良かった。転職で看護師人生が変わりました。
看護師のうつ病の割合のまとめ
1.看護師がうつ病になる割合は4人に1人
日本人が一生のうちでうつ病になる割合は5人に1人
2.看護師という職業に潜むうつ病のリスク
①人の命を預かる責任と緊張感
②人間関係
③燃え尽き症候群
④適性のミスマッチ
⑤リアリティショック
⑥不規則勤務
3.看護師がうつ病になったら病院に伝えるべき
理解が得られなければ転職を考える
CHECK!【実体験】転職なんて諦めかけてた私の転職ストーリー
私は本気で看護師さんに幸せになって欲しい
私は辛いままの看護師さんを救いたい!
これまで書いた記事は200記事。
これだけ情報を集めてきて思うのは
耐えてるだけでは状況は変えられないってことです。
そんな中一番確実で簡単なのが転職することです。
- 職場では怒られてばかり
- 会話すら楽しめない
- 勤務中に涙が止まら無い
- 心に余裕がなくて家族にも迷惑をかける
こんな暮らしをしてきた看護師さんが、1ヶ月後には
- 給料が上がった
- 同僚との会話が楽しい
- 子供と会える幸せな毎日
- プライベートも楽しめる
って暮らしをしてたりします。
行動した人の生活は
変わっていっています!
学生時代から勉強して受験に受かって
看護学校で勉強し
壮絶な看護実習を仲間と乗り越えて
晴れて看護師になって・・・我慢地獄。
こんな人生おかしい!
苦しいだけの看護師はやめましょう!
看護師って、もっと幸せに働くことができます。
4つのポイントさえ押さえれば
看護師で超幸せになることは可能なんです!
看護師として幸せになる転職術をこちらの記事で解説してます!
耐えるだけの看護師を終えたい方は読んでみて下さい。
この記事があなたの人生の転機になる!
何もしなかったら変わりませんよ!^^;
忙しいのはわかりますが、いつだって忙しいはず・・・。
今、1分読んでみるだけで
この先30年の人生が変わるかもしれないんですから
ちょっと立ち止まって読んでいって下さい♪
給料が低くても
体が、心がボロボロでも
耐えてるだけでは何も変わりません!