【知ってる?】看護師の知的障害者施設での仕事とは!?+志望動機の書き方!!

 

看護師が働く場のなかには知的障害者施設があります。
病院経験が長い看護師からすると知的障害者施設ってどんなところなのか
なかなか想像がつきにくいものかもしれませんね。

 

看護師が活躍する場は病院やクリニックだけではありません。
医療の場だけではなく障害者施設のような生活の場にも看護師の活躍の場はあるんですよ。
障害者施設と言っても、身体障害・知的障害・精神障害と障害の種類はさまざまです。

 

ここでは知的障害者施設に焦点を当てて
知的障害者施設の特徴や看護師の役割、他職種の紹介をしていこうと思います!
知的障害者施設で働く看護師にはメリットもたくさんあるんですよ。

 

多忙な病院勤務は疲れたから、人とじっくり関わる看護がしたい!
知的障害者施設って興味があるけど、実際のところどうなんだろう?
障害者施設は実際に見てみないとわからない部分がたくさんあります。

 

楽そうだからとか、残業が少なそうだからという理由で転職すると
思っていたのと違った…となりがちなのも知的障害者施設の特徴なんですよ。

 

知的障害者施設の特徴や看護師の役割を知って
やりがいのある知的障害者施設の看護師への転職を検討してみてください。

知的障害者施設ってどんなところ?

知的障害者施設とは、その名の通り知的障害者が利用する施設です。
そして知的障害者施設は看護師が働く場所のひとつです。
知的障害者施設のような障害者施設は、実際に見てみないとわからないことが多いです。

 

施設というと病院と比べて楽に思う看護師もいるかもしれませんね。
楽だと思って知的障害者施設に転職すると
「思っていたのと違った」後悔してしまうかもしれませんよ。

 

知的障害者施設とはどんなところなのかを一緒に確認しましょう。
関わってみないとわかりにくいのが施設というものです。
まずは知的障害者施設について知っておくといいですよ。

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看護師が働ける知的障害者施設を利用する人

 

知的障害者施設は、知的障害のある人たちが生活をしながら、生活習慣を確立しくための施設です。

 

知的障害者は厚生労働省により以下のような定義になっています。
知的障害は精神遅滞とも表させる知的発達の生涯です
知的機能や適応機能に基づいて判断され、知的指数により分類されます。
様々な中枢神経系疾患が原因となるため正しい診断を受けて、早期に治療・療育・教育を受ける必要があります。
家族への支援もかかせない発達障害のひとつです。

 

知的指数とは、普段耳にすることもあるIQのことです。
IQの値によって障害の重さが軽度・中等度・重度と診断されます。
ちなみに、IQ70以下を知的機能低下と判断するのですが
生活施設に入所しているのはIQ50以下の人がほとんどですよ。

 

重度知的障害重い運動障害を伴う重症心身障害とされます。
私は以前その重症心身障害児(者)が入所する施設で働いていましたよ。

 

適応機能とは、日常生活で適切に対処自立しているかを表す機能のことです。
食事の支度・対人関係・金銭管理がこれに含まれます。
大人になってから自立した社会世活をおくるために必要なものですね。

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看護師が働く知的障害者施設の種類

 

知的障害者施設には2種類あります。
知的障害者更生施設と、知的障害者授産施設です。

 

知的障害者更生施設の特徴

食事・入浴・着替えなど日常生活に必要な支援を行う施設です。
作業行事レクリエーションなどを通じて生きがい作りを行います。
地域で生活できるように支援し、地域との橋渡しもします。

 

知的障害者授産施設

働くことが困難な知的障害者に、授産活動(仕事)を行うことで就労の意欲生きがいを見出します。
日常生活の支援も行いながら、地域で生活ができるよう支援する施設です。

 

どちらも知的障害者が地域で生活できるように支援していく施設ですね。
施設というとずっと入りっぱなしのような印象があるかもしれません。

でも、知的障害者施設はその人がどうすれば自立した生活を送ることができるのかや
地域で生活するのに必要な対応力をつけていくのが特徴なんですよ。

 

 

就労している人が入所する知的障害者通勤寮デイサービスもあります。
家族が病気や出産などで見れないときにはショートステイを利用することもできます。
簡単に言うと、通所型の施設と入所型の施設があります。
看護師が働くのは入所型の施設なんですよ。

 

入所施設の場合、常勤の看護師を1名以上置くことが義務付けられています。
利用者の人数にもよりますが施設に2~3名の看護師がいることが多いようですね。

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知的障害者施設で働く看護師の4つの役割

知的障害者施設の看護師の一番重要な役割は利用者の体調管理です!
もちろんそれだけではありませんが、看護師の役割はなんといっても体調管理でしょう。
ここでは知的障害者施設の看護師の役割を一緒に確認していきましょう。

 

知的障害者施設の看護師の役割①利用者の体調管理

 

看護師は知的障害者施設に入所する利用者の体調管理を行います。
知的障害があっても健康的には大丈夫なんじゃないの?
そう思う看護師も多いかもしれませんね。

 

健康状態がいい利用者も定期的にバイタルサインの測定をしています。
毎月、毎週、入浴日など施設によって測定日は違います。
知的障害者はてんかん発作を起こす人もいます。
自傷行為異常行動に対する対応も必要なんですよ!

 

高齢化が進んでいるので高血圧脳梗塞にも気を付けなければいけません!
風邪をひいたり、お腹の調子が悪くなることだってありますしね。
知的障害者施設の看護師は医師の定期的な回診の補助も行うので
利用者の体調管理と利用者の把握をしねければなりません。

 

看護師はこれまでの経験を駆使しながら利用者の体調管理を行う重要な仕事なんですよ。

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知的障害者施設の看護師の役割②服薬管理

 

知的障害者施設の看護師は利用者の服薬管理を行います。
病院だと薬剤師さんが薬のセットをしてくれることがありますが施設はそうはいきません!!
医師が処方する薬を看護師がセットすることが多いんですよ。

 

看護師が薬のセットをするなんて責任重大じゃん!と思う看護師もいるんじゃないですかね。
知的障害者施設だけでなく高齢者施設でも服薬管理は看護師の仕事なんですよ。
知的障害者は頻回な受診ができないことが多いし同じ薬を長期で内服しているので
1回に30日分とか、処方の数が多いです。

 

知的障害者施設では服薬介助は看護師ではなく介護士さんがやることが多いです。
そのため、看護師がセットする段階で絶対間違えてはいけない
介護士さんがわかりやすいようにしておかないといけないですね。

 

知的障害者施設に入所している利用者で地域に戻る方だっていますよね。
知的障害が軽度で自宅での生活が可能なら服薬指導を行って自分で内服できるように支援することもあるんですよ。
どうすれば忘れずに薬を飲めるのか?どんなやり方なら継続できるかも看護師は利用者とともに考えます。

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知的障害者施設の看護師の役割③介護業務

 

知的障害者施設の看護師は介護常務を行うことがあります。
介護業務は介護士の仕事でしょと驚く看護師もいると思います。
もちろん主には介護士さんがやりますが看護師も業務に加わることがあるんですよ。

 

知的障害者施設に入所する利用者も高齢化が進んでいます。
そのため、排せつ介助などの介護業務が増えているのが現実なんですよ。
看護師業務と介護士業務を完全に分けている施設もあれば
人手不足や重症度によって看護師が介護をすることもあります。

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知的障害者施設の看護師の役割④感染症対策

 

知的障害者施設は集団生活なので誰かが風邪を引いたり下痢をしたりすると
あっという間に広がってしまいます。
知的障害者施設の看護師は医療職として感染対策を行います。

 

利用者に直接触れることの多い介護士さんに手洗いの重要性を説明することもあります。
排泄介助を行う介護士さんにはスタンダードプリコーションは重要ですよね。
施設用の感染対策のガイドラインを作成することもありますよ。

 

責任重大な仕事ですがやりがいは十分ありそうですね!!

知的障害者施設で働く看護師のメリット

知的障害者施設で働く看護師のメリットを一緒に確認していきましょう。
病院の看護師とは仕事や役割が違う分メリットもたくさんあるんですよ。

 

知的障害者施設で働く看護師はやりがいや達成感を得やすい

 

知的障害者施設で働く看護師はやりがいや達成感を得やすいというメリットがあります。
病院経験が長いと患者さんの命を助けたり退院支援がうまくいったりすることに
達成感を感じる看護師が多いんじゃないですかね。

 

生活の場で看護師がどんなやりがいや達成感を得られるのか疑問に思う看護師もいると思います。
知的障害者は生活に必要な対応力を身に着けるために施設を利用します。
利用者ができるようになるまでには時間と根気がいるんですよ。

 

1つの仕事ができるようになった!
自分の思いを1つでも多く伝えられるようになった!
薬を忘れずに飲めるようになった!

 

些細なことに思うかもしれませんが知的障害者には些細なことではありません
密に人と関わる知的障害者施設の看護師だからこそ得られる達成感だと思います。

 

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 知的障害者施設で働く看護師は残業が少ない

 

知的障害者施設の看護師は残業が少ないのでプライベートが充実します。
もちろん残業が全くないというわけではないですよ。
病院のように緊急の入院や手術がないので残業が少ないのです。

 

急変や転倒事故など予想外のことがあれば、その対応で残業になることもあります。
それがなければ看護師の仕事は利用者の体調管理や内服管理なので
時間をうまく組み立てて残業なしで働くことができます。

 

知的障害者施設で働く看護師は1人ひとりとじっくり接することができる

 

知的障害者施設の看護師は利用者一人ひとりとじっくり関わることができるんですよ。
急性期の病院の看護師は時間に追われて患者さんとじっくり関われないことが多いと思います。
知的障害者施設は治療の場ではなく、生活の場なので時間にゆとりがあります。

 

自分が看護師として関わりたいだけ関わることができます。
じっくり関わる看護がしたい人には知的障害者施設はおススメですよ!!

 

知的障害者施設で働く看護師のデメリット

知的障害者施設の看護師の仕事は、病院で働く看護師の仕事とは違います。
知的障害者施設はその特性から、入ってみないとわからない部分が多いです。
ここでは知的障害者施設で働く看護師のデメリットを一緒に確認していきましょう。

 

知的障害者施設の看護師は医療的処置をやる場面が少ない

 

知的障害者施設の看護師は、医療的な処置をやる場面が少ないです。
病院で医療的処置を行うのが好きな看護師にとってはデメリットですね。

 

知的障害者施設の看護師が行う看護業務は
バイタルサインの測定
服薬管理
傷の処置
医師の診察の補助
定期健診の介助
予防接種
感染症予防

これがメインになります。
採血は数か月に1回なんてザラ…
知的障害者施設は生活の場なので点滴が必要な状態なら入院になります。

 

採血や点滴が大好き!!という看護師には物足りないかもしれませんね。

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知的障害者施設で働く看護師は新たに勉強することが多い

 

知的障害者施設で働く看護師は新しく勉強することがたくさんあるんですよ。
病院でやってきたことだけじゃダメなの?と思う看護師もいるかもしれません。
病院よりも知的障害者施設の看護師の方が楽だと侮ってはいけません!!

 

知的障害は奥が深い上に、日本は高齢化が進んでいるので介護が必要なこともあります。
知的障害者も高齢になると内科的な病気も持っていることが多いんですよ。
高血圧脳梗塞を発症する人もいます。

 

障害者施設全般に言えることですが、医師が常駐しているわけではないので
看護師の知識や判断が必要になる場面が多いです。

 

知的障害者施設で働く看護師に必要な知識は
精神疾患の知識
発達障害、身体障害の知識
内科的な疾患の知識
薬に関する知識
介護や障害者施設に関する法律の知識

 

こんなにあるんです!!
知的障害者はてんかんを持っている人も多いのでてんかん発作に関する知識も必要ですよ。
興味がないと勉強が辛くなりそうですね…

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知的障害者施設で働く看護師は興味がないと働くのが辛い

 

知的障害者施設で働く看護師は、その分野に興味がないと辛いですよ。
だって、特殊領域だし勉強することだって多いですからね。

 

たとえ給料が良いとしても興味のない分野で働くのは辛いですよね。
病院の看護師もそれは同じかもしれません。
でも知的障害者施設の看護師は利用者と長期にわたって関わるので
興味がないと辛いだけなんですよ。

 

知的障害者施設の看護師は利用者家族への対応が難しい

 

知的障害者の家族は熱心な人が多いです。
知的障害者施設で働く看護師は利用者だけでなく家族の対応も仕事のひとつなんですよ。

 

知的障害者は現在に至るまでに長い経過があります。
知的障害者が生活していくには周囲のサポートが必要不可欠です。
中でも家族のサポートは重要ですよね。

 

家族の意向をくみ取りながらケアをしていかないといけないので
どんな家族なのか?どんなケアを望んでいるのか?
看護師は医療的なケアだけでなく家族のケアもしないといけないのです。

 

病院の看護師は入退院があるので一時的な関わりですが
知的障害者施設の看護師は長い期間関わるのでそのぶん大変ですね。

知的障害者施設の看護師に向いている人の特徴

知的障害者施設の看護師に向ている人の特徴を一緒に確認していきましょう。
メリット・デメリットを読んでムリかも…と思った看護師もいるかもしれません。
でも向いている看護師の特徴を知れば、知的障害者施設への転職を前向きに考えられるかもしれませんよ!

 

1人ひとりとじっくりと向き合うのが好き

 

知的障害者施設の看護師は人とじっくり向き合うのが好きな人に向いています。
むしろ1人ひとりとじっくり関わることができる看護師じゃないと務まらないですね。
知的障害者はその特性から、じっくり時間をかけて向き合う必要があるからです。

 

1つのことができるようになるにも根気よく繰り返し伝えないといけないです。
どうやって伝えればその利用者にうまく伝わるのか?理解してもらえるのか?
じっくり向き合いながら考えるのも知的障害者施設の看護師の仕事です。

 

利用者1人ひとりに合ったケアが必要になります。
病院のように業務に追われない分、利用者と関わる時間が持てますよ。

CHECK!【参考記事】 看護師の私は夜勤で3kg痩せた!!【太らない夜勤の7つのポイント】

体力に自信がある

 

知的障害者施設は体力に自信のある看護師に向いていますよ。
病院の看護師も体力勝負でしょと思う看護師もいるでしょう。
でも知的障害者施設をはじめ、施設の看護師はもっと体力勝負なんですよ。

 

知的障害者施設では看護師も介護をする場面があります。
入浴介助・排泄介助・移乗も看護師が行う施設もあります。
私が働いていた重症心身障害児(者)施設では看護師も当たり前のようにやっていましたね。

 

移乗はそこら辺の介護士さんより上手いと思います(笑)
先輩看護師にみっちりしごかれたので!!
記録をする時間は短くてとにかく動きまわることが多いです。

CHECK!【参考記事】 看護師は夜勤でメイク・化粧してる??【夜勤のメイク術】+オススメのファンデーション

知的障害者の特性を受け入れられる

 

知的障害者施設の看護師は知的障害者の特性を受け入れられないと務まりません。
仕事だからと割り切ろうとしても、受け入れられない看護師は辛くて辞めてしまいます。

 

言葉で説明してもなかなか伝わらない場面は多くでくわします。
こだわりが強くて日常生活の介助を拒否されてしまうこともあります。
異食だってありますよ。

 

私が重症心身障害児(者)施設で働いていたとき、その施設には重度の知的障害者が入所できる場もあったんです。
トイレの場所がわからなくて一晩に10回更衣をしたり
ソファやトイレに座るということができず職員がちょっと目を離した瞬間に転落なんてことも…

 

そこは普段介護士さんだけで見ているところだったんですけど
転倒・転落事故があったときや医師の診察の時は看護師が行っていました。
衝撃だったのが予防接種に行ったときです。

 

腕を出すのも言葉では伝わらず看護師の介助でした。
声をかけて針を刺した瞬間にその利用者さんが突然立ち上がって去っていったんです!!
突然のことでぼうぜんとする私(笑)
他の利用者さんに針を奪われそうになったのを先輩看護師がなんとか制止してくれました…

 

そんな知的障害のある利用者を受け入れられる看護師は知的障害者施設に向いていますよ。

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福祉にも興味があり介護職員とうまくやれる

 

知的障害者施設には看護師だけでなく介護士など福祉分野の職業もいます。
看護師と介護士はわかりあえない部分があるんですけど
知的障害者施設で働くには介護士とうまく共存できないといけません。

 

介護士から指示されたり注意されたりするのを嫌う看護師だっていますよね。
介護士に対して高圧的な態度をとる看護師は、介護士から嫌われてしまいます。

 

知的障害者施設では看護師よりも介護士の人数が多いので
介護士とうまくやっていくことが、長く続けられる秘訣なんですよ。

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知的障害者施設の看護師の給料は低いの気になる給料事情

知的障害者施設の看護師の年収は350~550万円と施設によって差があります。
病院の看護師の平均年収は約530万円なので病院の看護師よりも若干低めです。

 

体力もいるし、責任重大なのにと残念に思う看護師もいるんじゃないですかね。
知的障害者施設の看護師が病院の看護師よりも給料が低いのにはわけがあるんですよ。

 

基本給は18~23万円程度の施設が多いです。
ここに通勤手当や家族手当、地域手当など各種手当がつくので病院と同じくらいですよね。
病院の看護師と何が違うのか!?
それは夜勤手当です!知的障害者施設の看護師は夜勤がない場合がほとんどなんです!!

 

知的障害者施設の看護師は夜勤がない代わりにオンコールがあるんですよ。
オンコール手当は2000~3000円が相場なので夜勤手当に比べたら低いですよね。
そのため年収が病院の看護師よりも低くなってしまうんです。

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知的障害者施設で看護師と働く他職種の紹介!病院では出会えない職業も

知的障害者施設には看護師だけでなく多くの職種が働いています。
知的障害者施設のような障害者施設ならではの職種もあるので
病院ではなかなか関わることのない職種と看護師が一緒に働いているんですよ。

 

病院経験が長い看護師にとっては知的障害者施設はすぐには慣れないかもしれません。
でも、他職種と接するうちに知的障害者施設への理解が深まったり
資格を取りたい!と思うことだってあるんですよ。
知的障害者施設で看護師の他にどのような職種があるのか紹介しますね。

 

生活支援員

 

知的障害者施設で働く職員の中で圧倒的に多いのが生活支援員さんなんですよ。
生活支援員というと看護師にはなじみがないかもしれませんが介護士さんのことです。
介護士さんは主に知的障害者の生活の支援・入浴介助・排泄介助を行います。
レクリエーションも介護士さんを中心に行うことがほとんどです。

 

介護士と看護師とどちらが立場が上ということはありません!!
でも利用者の体調面においては看護師が指示を出すこともあります。
服薬や体調管理の面で指導することもあると思いますよ。
感染症対策は看護師がメインとなるので看護師から介護士さんへ指導しますしね。

 

知的障害者施設で働く看護師は介護士さんとの共存に悩むこともあります。
介護士さんは生活の面から見ているけど、看護師は医療の面から見るからです。
話し合ううちに勉強になることもたくさんあるんですよ!!

 

理学療法士・作業療法士

 

知的障害者施設で働く医療職種は、看護師の他に理学療法士作業療法士がいます。
知的障害者施設ではリハビリのことを機能訓練と呼ぶことが多いです。

 

知的障害に身体障害を合併している場合、機能訓練の支援を受けることができます。
本人の状態に合わせて自立訓練身体機能の向上を目指します。

 

就労支援員

 

就労支援員は知的障害者の職場を探したり、就業のサポートをする職業です。
利用者の状態に合わせて仕事を探すだけでなく定着できるようにサポートしています。

 

地域に出て働くことを目標とする知的障害者にとってなくてはならない存在ですね。
看護師とは利用者の体調面・内服状況・疾患などで情報共有をすることになります。

 

サービス管理責任者

 

障害者を支援する事業所になくてはならないのがサービス管理責任者です。
その人にどんなケアと提供するかという個別支援計画の作成をします。
全体の管理をする人なので実務経験や研修を経てこの仕事につくことができるんですよ。

 

入所型の場合、一つの施設に60人くらいの利用者がいることが多いですが
サービス管理責任者は1~3名くらいです。
高齢者施設のケアマネージャーのように1人で大勢の利用者の状態把握が必要になります。
そのため看護師とサービス管理責任者は密に情報共有していく必要があるんですよ。

 

管理職のようなものなので知的障害者施設で働く看護師も目指す人はいるんですよ。
以前働いていた重症心身障害児(者)施設のサービス責任管理者は
元生活支援員と、元看護師がいましたよ。
ちなみに、利用者の人数が多かったので私も含め看護師が個別支援計画の作成してました(笑)

 

知的障害者施設へ転職したい看護師!志望動機はどうする?

知的障害者施設は障害者看護未経験の看護師も転職しやすいです。
障害者施設未経験でも大丈夫なの?と不安に思う看護師もいると思います。

 

施設側も障害者施設未経験でOKとしていることが多いです。
ただし、新卒では仕事が難しいことがありますよ。
急変時の対応や、疾患への理解も必要ですからね。

 

病院勤務から知的障害者施設に転職する場合、志望動機に悩む看護師もいると思います。
ここでは知的障害者施設の志望動機の例を紹介しますね。

 

知的障害者施設に転職するときの志望動機①じっくり関わる看護がしたい

 

「もっと1人ひとりとじっくり関わる看護をしたい」
知的障害者施設の経験がなくてこういう志望動機から始める看護師もいます。

 

急性期の病棟に勤務していて手術や入退院の繰り返しだと
なかなか1人ひとりの患者さんとじっくり関わる時間を持てないですよね。
下手したらプライマリーなのに退院の日に初めてちゃんと話したなんてことも…(汗)

 

知的障害者施設の看護師は人と向き合う仕事なので
この志望動機で十分伝わりますよ!

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知的障害者施設に転職するときの志望動機②福祉分野の勉強をしたい

 

病院だけでなく高齢者施設を経験したことのある看護師は意外と多いでしょう。
福祉分野を経験したことのある看護師がスキルアップのため
高齢者看護だけでなく障害者看護もしたいと思うことだってありますよね。

 

知的障害者施設では高齢者施設とは違った看護師の役割がありますし
障害者に関わる法律にも興味が芽生えてくるかもしれませんよ。
福祉分野を極めて看護師からサービス管理責任者を目指すのもいいんじゃないですかね!!

 

知的障害者施設に転職する時の志望動機③身近に障害者がいる

 

知的障害者や身体障害者への関心で一番多いのが身近に障害者がいるのがきっかけです。
身近といっても家族、親戚、近所などいろいろです。
幼少期に障害者と関わる機会があって福祉の仕事に就く人だっています。

 

私は父が身体障害者施設で介護士をしていたので施設に行ったことがあります。
そこは知的障害ももっている利用者もいました。
幼いころに障害者と関わる機会があると大人になってからの仕事に影響することがあります。

 

以前一緒に働いていた先輩看護師も親戚の子が重症心身障害児で
それがきっかけで看護師になったって言っていましたよ。

 

看護師が知的障害者施設に転職するなら転職サイトに登録することをおすすめします。
知的障害者施設は病院やクリニックのように地域にたくさんあるわけではありません。
公的機関が運営している知的障害者施設もあります。
残業の有無やオンコール回数なども転職サイトを通じて知ることができますよ!

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まとめ

1. 知的障害者施設とは

知的障害のある人たちが生活をしながら生活習慣を確立する施設
知的障害者更生施設と知的障害者授産施設の2種類がある

2.知的障害者施設で働く看護師の役割

  1. 利用者の体調管理
  2. 利用者の服薬管理
  3. 介護業務
  4. 感染症対策

3.知的障害者施設で働く看護師のメリット

  1. やりがいや達成感を得やすい
  2. 残業が少ない
  3. 1人ひとりとじっくり接することができる

4.知的障害者施設で働く看護師のデメリット

  1. 医療的処置をやる場面が少ない
  2. 新たに勉強することが多い
  3. 興味がないと働くのが辛い
  4. 利用者家族への対応が難しい

5. 知的障害者施設の看護師に向いている人の特徴

  1. 1人ひとりとじっくり向き合うのが好き
  2. 体力に自信がある
  3. 知的障害者の特性を受け入れられる
  4. 福祉に興味があり介護職員とうまくやれる

6.知的障害者施設の看護師の給料は

夜勤がない分病院の看護師よりも低い

7.知的障害者施設で働く他職種

  1. 生活支援員
  2. 理学療法士・作業療法士
  3. 就労支援員
  4. サービス管理責任者

8.知的障害者施設に転職したい看護師の志望動機の例

  1. じっくり関わる看護がしたい
  2. 福祉分野の勉強をしたい
  3. 身近に障害者がいる

 

 

 

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